初めての研究主任

研究主任としての歩みの記録

校内研修 1回目

石川晋さんに校内研修に来ていただいた。

 

今年度は、どっぷりと校内研修に関わっていただく。

ものすごく贅沢な校内研修。

 

先日は、その第1日目。

 

2.3.4.5時間目とさまざまなクラスで授業をしていただき、

放課後は、校内研修というハードスケジュール。

 

それぞれ、単元の1時間目をリクエスト。

各授業でさまざまな技をみることができた。

 

自分のクラスの授業もあるので、べったり参観とはいかなかったが、

 

教科書の朗読

絵本の対話型読み聞かせ

ダウト読み

マイクロディベート

単元の学び合い

 

をクラスの中で機能させ、子どもたちを学びへ引き込んでいた。

 

授業が始まる前の子どもたちとのやりとり

授業の初めのトークで子どもたちをつかみ

適切な課題で子どもたちを学びに引き込んでいく。

最後に、これからの学びに繋がっていくように語りを入れて締めくくる。

 

すごい。

 

単元の1時間目で、

子どもたちが、教室の絵本、物語、ディベート、次の学び方、様々なものと繋がって、各担任の先生に渡された。

 

担任の先生方も、子どもたちの姿があるから、学ぶものも大きいようだったし、子どもたちと一緒に楽しい体験しているから、次につながりやすい。

 

特に、単元型『学び合い』の授業での変化に驚いた。

 

講義型の授業から

ワークショップ型の授業へ変換していくのは、

とってもハードルが高い。

しかも、

同一の課題から

自由進度の課題へ。

 

すごいジャンプ。

 

しかし、丁寧につくられた課題と環境設定の中で、子どもたちはとても楽しそうに学び始めた。

この後の5時間は、担任が進めていくことになる。

大丈夫かとドキドキしたが、

放課後、石川先生と担任は、熱心に対話していた。

 

高いと思っていたハードルをあっさりと飛び越えて、

これからの授業ができていくのでは!と期待が大きくなった。

 

 

放課後の研修は、全国の学校の状況からみえてきたお話や本校の子どもたちの課題についてのお話。

大きな視点から、足元が見える視点までの提案。

 

授業で魅せていただき、うちの子どもたちも先生も見て頂いてるから、納得感も大きかった。

 

自分のクラスで授業の提案をもらい、理論的な示唆もいただく。

これほど日々にダイレクトで、学びのある研修はないんじゃないかな。

新たな研修のかたち

研修と言われて、思い浮かぶものは、どんなものだろうか?

 

研修するよーっと声をかけると、

 

えぇ。またぁ?

めんどくさいなぁ。

眠たいわあ。

時間ないのに!

 

そんな声が聞こえてきそう。

とても残念。

 

楽しみやー!

次はいつ?

どんなことが学べるかなー?

何をしよかな♪

もう終わり!?

 

という声が聞こえてくる研修にしたい。

 

 

そして、日々に生かされる研修をしたい。

エンドユーザーである子どもたちに生きてくるような研修をしたい。

 

公的研修も

民間研修も

日々の研修に生かすことはなかなか難しい。

ステキな人と出会い、実践を知って、やる気になっても、現場に還元していくには、さまざまなハードルがある。

 

それじゃあ、どうすればいいのか。

 

先日、校内研修へ来てくださった、石川晋さんの姿をみて、新たな道が拓かれていくような気持ちになった。

 

 

モデルとなる研究

先生たちがすごく楽しそうに分科会をしている!!

西東京市立栄小学校の研究発表会に行って、衝撃を受けた。

http://www.nishitokyo.ed.jp/e-sakae/shokai/sakaekenkyu/KEN28.html

 

憧れていたKAIさんの学級を見に行くつもりで行ったが、

学校の雰囲気がすごく出来上がっていて、研究の積み重ねで学校ができている感じがした。

 

やらされている研究会ではなくて、

みんなでやってる研究会だった。

 

いつか、こんな研究をつくれる研究主任をしたい。

そんな気持ちになった。

 

 

では、研究主任になった今。

 

なにができるだろうか?

 

年間計画

研究主任をすることがわかって、約3週間後に年間計画を出さなければならない。

 

しかも、その3週間は、目まぐるしく忙しい日々。

 

初めての研究主任で、新しい提案を出せるかというと、無理でしょう。

今まで、やりたいことを胸の中に秘めていたとしても……

 

研究主任は、自分だけがやるのではなく、いろんな人を巻き込んで、いろんな人に動いてもらう仕事。

 

やらされ研究ではなくて、やりたい研究。自分たちの研究になるようにしていきたいな。

そのためには、まず自分が楽しむことをしよう。